失ってしまう可能性のことから考える。

今年もあと本日のみ、数時間となりました。

今年はどんな年でしたか?

もう来年の目標などは決まっていますか?

もしも決まっていなければ、今日のお話を読んで、課題にして頂ければ幸いです。


早速今日もお話は、失ってしまうかも・・・?のところに目を向ける。です。


普段の生活の中でみなさんが毎日、何気なく行なっている


決める」と言う行為についてですが・・・?

どんなことを考えながら「決める」をしていますか?


例えば・・・

お腹が空いてお昼時にレストランに行って、メニューを広げてから・・・

あれやこれやと迷いながらも、スパゲティーに決めたとします。

そしてそのスパゲティーが来て、食べようとしたその時に

隣の席のお客のところに、美味しそうな香りのするカツカレーが運ばれてきました。

それを見てあなたは、どちらにしようかと迷っていたカツカレーを見て、

あれも食べたいな〜、あっちが良かったかな〜・・・・


そんな時のスパゲティーを食べた時のあなたは100%満足できますか?

食べ終わって店を出るときも、カツカレーにすれば良かったかな〜?

こんな事、経験、誰でもあると思います


この時のあなたの「決める」は、強い決めるでしたか?

それとも弱い「決める」でしたか?


今まで以前に何かを「決めて」今でも迷っている事があると、

それは、質の高い決める。とは言う事は出来ません。


ですので、スパゲティーに決めた時点で、カツカレーのことは

頭の中から捨ててしまう必要があるのです。

そうすることで、目の前のスパゲティーだけに集中して、

その見た目や香り風味や食感、味に至るまでの

全てを手に入れる事ができるのです。


このお話をする時に、たまにこんな方がいらっしゃいます。

私は、どちらかを捨てませんよ。諦めませんよ。と言う人です。

確かに、どちらの分もお金を支払えば(お金を捨てる)

手に入れる事ができます。

しかし食べ過ぎると・・・最後のまで美味しく食べられますか?


それより何より、もっと大切な「捨てている」ことを忘れています。

なんだと思いますか?



スパゲティーのカロリーとカツカレーのカロリーはカロリーの摂りすぎで

健康を捨てています。


ですので、俺はお金を払って食べたいものを食べる。と言う人は

得るコトやモノにのみ意識と興味があって、失う可能性のあるコトやモノ

に意識や興味がまるっきり行っていないのです。


それを続けると、健康を失い病気になったりして健康で健全な

社会生活を営む機会をも失っている事に気が付いていない。

と言う事になります。


これを会社に置き換えて考えてみてください。

会社の経営状況が病気になる。健康を害す。とはどんな状況かは?

簡単に想像できると思います。


ですから、得るモノやコトのことばかりを考えないで、

失うコトやモノ

から考える事が重要なんです。


例えば・・・

これを買って得ることは何か? 失うことは何か?

これをチャレンジしない時、失いことは何か?

反対に得る事ができることは何か?

今年の目標を達成した時に得られるメリットは何か?

反対に達成できない時に失うデメリットは何か?


経営者ならば常にリスクの存在を意識していなければならない。

特に、今日現在、まだ気が付いていないリスクを見つける事が大切です。


長くなりましたが、来る年の目標の設定の時や計画検討の時には

下記のことに注意してみましょう。


何と引き換えにそれを得るのか?

得た事によって見えていない失っていることはないのか?

それをやらない時に得ることは何か?

それをやった時に得ることは何か?

それをやらないと失ってしまうモノはないのか?

それをやった時に失ってしまうモノはないのか?



これらの事についてよ〜く考えて目標や計画を検討してみてください。

きっと違った内容が見えてくる事でしょう。

そして、もしも失うことの大きさがわかっていれば、それは既に想定内

と言う事になりますので、回避の方法や対策も想定内となります。

障害となる事が事前にわかればそうれを踏まえて、

カーブの前ではブレーキを踏んで減速し、障害やリスクが減少すれば

アクセルを踏んで加速すればいいんです。


来年はアクセルを深く踏み込んで、スピードを上げて目標や計画に向けて

加速する年にしてください。



来る年があなたにとって素晴らしい年になることを

心より願っております。


リスクマネジメント経営研究所

新井仁士

リスク先読み経営研究所

リスクを先読みし経営判断することであなたの会社は安全に安定した安心の長期継続経営をする事が可能になります。経営者が不安を抱えているまは良い経営判断は下すことが出来ません。 起業から5年で85%の会社が倒産しているというデータがあります。 10年続く事が出来る会社の割合は、0.3%と言われております。 先の読み難い現代に必要なリスク先読み経営で 倒産廃業リスクを回避する。 リスク先読み経営研究所

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